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ジェトロが武漢事務所を開所:内陸部唯一の拠点に[経済]
日本貿易振興機構(ジェトロ)武漢事務所の開所式が17日、同市内のルネサンスホテルで開かれた。ジェトロとしては中国内で7番目の拠点となる。内陸部唯一の拠点となり、日系企業の中西部地域の支援活動を強化する。開所式には日本側から来賓として海江田万里・経産相と丹羽宇一郎・中国大使が出席。中国側は湖北省の王国生・省長も出席するなど、同事務所開設による内陸部での日中経済交流活発化への期待を印象付けた。
【武漢・大内健太郎】
開所式には日中政府関係者や同市に進出している日系企業幹部ら約200人が出席。来賓として挨拶した海江田経産相は始めに震災以後の中国政府からのさまざまな日本支援に感謝の意を表した後「武漢市は日中経済協力を進めていく上で、重要な地域だと認識している」と述べ、武漢事務所開設の意義を強調。沿海部同様に中西部での、日系企業への支援活動強化に期待を示した。王省長も今回の事務所開設で「今後日中間の提携がより緊密となり、日本からの投資や進出が大いに促進されると確信している」と話し、日中間のパイプ役としての期待感をにじませた。
開所式典では、同省政府とジェトロ双方が◇進出日系企業との対話支援◇双方向の企業誘致、経済活動円滑化支援◇中小企業支援協力◇知的財産保護協力◇ 環境エネルギー、自動車、物流サービス分野での相互ビジネス促進――の5項目について情報交換、業務協力を行っていくことで合意。今後の日中ビジネス交流強化を図っていく。
また、式典後に同ホテルで行われたレセプションでは、東日本大震災の風評被害対策として、日本の食品が提供。出席者は日本産のみそや焼酎、伊勢エビなどに舌つづみを打っていた。
ジェトロ武漢事務所は日本人職員は天野真也・所長1人、このほか中国人職員3~5人が常駐する予定。今年11月には同事務所主催で、日系の中小企業約100社の製品を集めたアンテナショップと商談会開催が予定されている。
同事務所の開所式は当初、3月下旬に予定されていたが、東日本大震災のため、式典を延期していた。
<全国>
【引用記事】
NNA.ASIA
http://news.nna.jp/free/news/20110718cny002A.html
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msn 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110717/fnc11071714150001-n1.htm